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【海外】「100年に一度の数学的証明が解き明かす、長年の謎に迫る!?」

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すごいニュース!数学の秘密、ワクワクするね!✨

数学が変える未来: Kakeya予想の物語 📏🌍

もし純粋な数学から何かを学べるとすれば、時にはあなたの特別な興味が世界を変えることもある、ということ。✨

Kakeya予想との出会い 🤔

特に印象的なのは、カナダのブリティッシュコロンビア大学で数学を教えるジョシュア・ザール教授と、香港大学のホン・ワン教授が、Kakeya予想に特別な興味を持っていること。ザール教授は「私は学部生の頃に『A Panorama of Harmonic Analysis』という本を読んで、この問題に出会った。その時、すごく興味を持ったんだ」と語っています。📝

そして今、彼らはEyal Lubetzky教授(ニューヨーク大学の数学部長)から、「21世紀のトップの数学的成果の1つ」と称される、未査読の証明を共著しています。何がそんなに特別かというと、全ては糸のような「針」についてのパズルから始まったのです。

Kakeya予想の始まり 🧩

数学の世界には不思議な真実があります。それは、見た目が簡単な問題ほど、実は解くのが難しいことが多いということです。例えば、フェルマーの最終定理は、300年以上かけた証明がなんと必要でした。

Kakeya予想もその一つで、1917年に日本の数学者、香山壮一が次のような問題を提唱しました。「長さ1の極めて細い針を所有しているとき、この針をあらゆる方向に回転させる場合、最小限に掃き出される面積はどれくらいか?」というものです。🔍

1次元の場合は簡単ですが、2次元になると話は難しくなります。単純に針を円の中で回すと、大きな面積を掃いてしまいます。でも、香山の提案した方法では、針を円の周りに動かしながら回転させることで、デルタイドと呼ばれる形ができ、これによって面積は小さくなります。

デルタイド

なぜこんなことを考えるのでしょうか?それは、針を動かすことで得られる理論上の面積が、ゼロにもなる可能性があるからです。これをKakeyaセットと呼び、このセットにはとても直感に反する不思議な性質があるのです。ザール教授は「Kakeyaセットを初めて読むと、興味をひかれるのが自然だよ」と述べています。

次元の問題 🌌

Besicovitchによるこの結果はとても衝撃的でしたが、100年以上経った今もKakeya予想について語られているのはなぜでしょうか?🔑

Besicovitchは、これらの形がゼロの面積を持つことを示しましたが、数学者たちは1970年代になって「すべてのゼロの面積セットが同じではない」という新たな観点から問題を考え始めました。彼らは、Kakeyaセットの次元はどのようになるのかを問いました。

この問題に対して一見単純な答えがあるように思えますが、実はそれを証明するのは非常に難しいのです。「直感的には次元が3であるべき」と思えるけれども、それが簡単に証明できるわけではない。それがKakeya予想の重要なポイントです。📏

新たな展望 🌟

この新しい観点により、Kakeya予想への興味が高まりましたが、決定的な証明は得られていませんでした。1995年には数学者トーマス・ウルフがHausdorff次元に関連する重要な進展を遂げました。この時「KakeyaセットのHausdorff次元は2.5」と証明されました。

このように、Kakeyaセットの次元についての研究は続いていますが、次元が小数や無理数になることも数学では珍しいことではありません。🌀

当初は「これが本当に2.5次元なのかも」と疑念が生まれることもありましたが、想像以上の進展がありました。

粗さと平面化 🌍📏

Kakeyaセットの性質を考察する中で、「グレイニー」なセット(叩くことができるほど柔らかい)や「プレイニー」セット(平面であるべき)という条件が必要であることに気づきました。これは、反例が正しいための必須条件です。🧩 さらに、TaoやŁaba、Katzが提案したのは、「粘着性」です。

粘着性のあるセットであれば、近い方向を向く線分は近くに集まらなければなりません。この条件を満たす反例は構築できていませんでしたが、2022年にザールとワンがこの反例が「Hausdorff次元3」を持たなければならないことを証明します。✨

ついに完成された証明 🎉

ザールとワンがその論文をarXivに公開した際、国際的な数学コミュニティに大きな興奮の波が広がりました。Taoは自身のブログでこの結果を称賛し、Katzも「世紀の大発見」と称賛しました。

「これは素晴らしい数学作品だ」と語るのは、コーラント研究所のグイド・デ・フィリッピス教授です。彼は「この結果は複雑な幾何学の理解を新しいレベルに引き上げました」と述べています。

結果はまだ正式には査読されていないものの、「証明自体の正しさには大きな懸念はない」とザール教授が言うように、彼らは自信を持っています。

Kakeya予想は不思議で魅力的な数学の一部。未来に何が待ち受けているのか、皆さんも一緒に見守りましょう!🌈

数学って、何だかんだで面白いですよね。こんな小さな針が、大きな問題を解決しちゃうなんて、夢があるなぁ。これからも新しい発見がいっぱい待ってるから、一緒にワクワクしながら探求しようね!


 

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