中国の寝台新幹線に乗ったお話だよ♡ 爆速なのにベッドで寝ながら香港まで行けちゃったの!快適すぎて、すごーい!
記事を書き直し、親しみやすく話しているような文章にするとともに文章中に違和感のない自然な推論も追加してください。強調したい部分は太字にしてください。見やすい文章にするために絵文字は1~2個程度使用して下さい。文字数は2100文字以上で、元の記事の文章量に比例し増やして下さい。標準語で女の子っぽく。挨拶は不要。出力は絶対に「書き直した文章のみの出力」にして下さい。
中国新幹線とも言われる中国の高速鉄道は、寝台車なのに爆速の車両が存在します。現地で大人気の「寝台新幹線」に乗ってみました。
”中国新幹線”とも呼ばれる中国高速鉄道は、2021年の段階で総延長4万キロメートル以上と赤道と同じ長さで、世界的に見ても群を抜いたトップクラスの高速鉄道網となっています。これだけ路線が長いと、日本にはないタイプの車両も存在します。
それは、ベッドで横になりながら目的地へ行ける寝台車でありながら高速鉄道という、いわゆる「寝台新幹線」です。以前からこの寝台新幹線に乗ってみたかったので、今回は中国・上海(シャンハイ)までやってきました。
中国高速鉄道は世界最長級! “寝台新幹線”に乗るため上海へ
筆者が乗る寝台新幹線は、2024年6月に運行開始したばかりの北京〜香港を結ぶ路線です。中国国内の北京〜上海を結ぶ路線などもありますが、せっかくなら越境する国際列車のほうが面白そうだなと、この路線に決めました。
香港へ向かう路線は、上海虹橋(ホンチャオ)駅から出発。この駅は上海虹橋空港に隣接していて、日本からのフライトもあります。ただ今回は別の上海浦東(プードン)空港に到着するフライトでしたので、地下鉄で上海虹橋駅まで移動しました。
最新路線「Airport Link Line」ではなく、地下鉄で移動
実はこの上海浦東空港〜上海虹橋空港間ですが、2024年12月27日に「Airport Link Line」という新鉄道路線が誕生しています。料金は26元(約562円)です。地下鉄料金は8元(173円)なので、それに比べると割高ですが、地下鉄移動に1時間以上かかっていたところ「Airport Link Line」なら40分で到着できるという、とても便利な路線となっています。
残念ながら、筆者が上海を訪れたのは2024年12月14日で、まだ営業前だったため、地下鉄移動となりました。年末に運行が開始するという噂は聞いていたので、間に合わずちょっと残念。Airport Link Lineに乗るために、また上海に行こうかなと思ったりもします。
上海虹橋駅構内はチケット購入者のみ入場できる
出発駅の上海虹橋駅に到着したら、まずは駅構内に入ります。中国高速鉄道の駅は、駅構内に入る際と、ホームに降りる際の2回チェックがあり、きっぷを購入済みの乗客しか駅構内に入れないようになっています。自分はOTAの「Trip.com」を利用して鉄道チケットを購入しました。
中国の高速鉄度は、基本的に物理的な「きっぷ」というものがありません。中国人は購入時に身分証明書の番号と紐付ける必要があり、中国の身分証明書、つまり日本のマイナンバーカードのようなものをゲートにかざしてゲートを通ることになっています。
外国人の場合はどうするかというと、パスポート番号と紐付けられているので、パスポートを使います。ただし、通常のゲートでパスポートをかざしても読み取れないため、有人ゲートを使う必要があります。ホームへ行くゲートではパスポートでもいけるようですが、筆者は念のため、いつも有人ゲートを通っています。
広大なコンコース! 上海虹橋駅は1万人収容の巨大駅
駅構内に入ってみると、とにかく広い! それもそのはず、高速鉄道用のホームは10面19線もあり、その上に広がるコンコースは最大1万人収容できるとのこと。
とはいえ、建物の構造は以前レポートした深セン北駅と似ています(連載記事「中国・深センへ香港空港からフェリーで入国&中国新幹線で出国してみた」)。コンコースにはホームへ降りる改札のほか、ブランド品の売店などがあり、その上層階はコンコースを囲むように飲食店が並んでいるという感じ。
ただ、深セン北駅はマッサージチェアが驚くほど大量に並んでいて自由に利用できたのですが、上海虹橋駅では全く見当たりませんでした。ここまでの移動で疲れていたため、ちょっとだけ期待していたのですが。
出発までの待ち時間はコンセント不足に要注意
中国高速鉄道は、出発の20分くらい前にならないと改札を通過できません。それまで上階の飲食店で時間をつぶすなどしつつ、改札が開くまで待つことになります。ちょっと困ったのが、あちこち探し回っても、充電可能なコンセント等がないこと。スマホなどのバッテリー残量には注意しておいたほうが良さそうです。
上海虹橋駅出発は20時15分でしたので、20時ちょい前に改札を通過しました。ホームへ降りていくと、今回乗車する車両がすでに入線していました。
気になる運賃は? 寝台と通常座席の違い
ちなみに今回の運賃は、Trip,comでの日本円決算で1万7131円(手数料など含む)。為替や時期によって価格は変わるようですが、おおむね2万円前後のようです。また通常の座席もあり、そちらは1万5000円前後。安く行くならこちらでもいいかも。
いざ“寝台新幹線”へ! 4人用オープンコンパートメントを体験
寝台車の部屋は、2段ベッドが向かい合わせになった、4人用オープンコンパートメント。予約時に上段下段の指定をしなかったこともあり、筆者の席(ベッド)は上段でした。
よじ登ってみると、20時15分出発ということもあり、すでにマットレスが敷かれて、いつでも眠れる状態にセットされていました。車内はかなり暖房が効いていて、半袖でもいいくらい。
電源・USB端子完備! 快適なベッド周りです
寝床回りをチェックしてみると、電源だけでなく給電用のUSB端子があり、しかもType-AとType-Cの両方が用意されています。最近Type-Aケーブルはあまり持ち歩いていないこともあり、これはうれしいポイント。
そのほか読書灯やハンガーがひとつあり、入り口上部には荷物を置けるスペースもあるので、バックパックや小型のスーツケースは、上段の人も安心して収納できます。下段の人はベッドの下に収納していました。
また、窓側のテーブルにはポットも用意されていましたが、ほとんど寝ていたため使わずじまいでした。と言うか上段は窓の景色も見えないので、今度乗るときは絶対に下段を指定しようと思いました。暗くてほとんど外は見えませんが。
そのほかアメニティーとして、歯ブラシや石鹸などが入ったポーチとスナックの詰め合わせ、使い捨てのスリッパがもらえます。残念ながらシャワー設備はないものの、洗面台は各車両にあるので、歯磨きや洗面は問題なしです。
清潔感のあるトイレと洗面台もGOOD
気になるトイレは、洋式と和式(中国でもそういうのかわかりませんが)の2タイプ。和式もかなりキレイに清掃されていてピカピカでした。ちなみに中国での和式は日本とは真逆で、個室の入口に向かって座るよう配置されているのが一般的です。
夜間は速度を抑えて走行 揺れが少なくぐっすり就寝
ベッドの回りにはカーテンがあって、ぐるっと囲めばプライバシーもある程度守れます。実は前日、空港のベンチで寝ていたこともあり、かなり疲労が溜まっていたため、オンタイムで出発したあとはそのまま就寝。夜中に一度起きましたが、かなりぐっすりと寝ることができました。
というのも、実際、あまり高速走行感がなく、揺れなどもあまり感じないんですよね。中国の寝台高速鉄道は深夜を走ることもあり、標準速度は160km/h程度に抑えているとのこと。布団もふかふかで、匂いなどもなく清潔。寝床としては実に快適でした。
早朝の香港西九龍駅へ到着!
早朝6時頃に目が覚めたので、食堂車をのぞいてみましたが、すでに営業終了のような雰囲気。基本的には冷凍のお弁当やカップラーメンばかりで、朝から食指が動くようなメニューではなかったです。乗車までの時間に余裕があるなら、駅外のスーパーなどで買った食事を車内に持ち込む方が、価格的にもお得そうな印象です。
香港側の香港西九龍駅には、時間通り朝7時20分に到着。荷物をまとめてホームに降ります。すでにエリア的には香港ですが、まだ中国の出国手続きをしていません。国際列車に乗って中国国内から香港西九龍駅に到着した場合、中国の出国手続きと香港の入国手続きを、香港側の駅構内にて連続ですることになります。
出国手続きカウンターは数多く用意されており、外国人用のカウンターもいくつかありました。ただし、早朝のためかすべてクローズ。困っていたところ、スペシャルレーンで手続をするようにと促されます。確かに見回してみると、自分以外にはひとめで外国人とわかる人がひとりしか居ませんでしたので、わざわざ外国人レーンを開ける必要がないのでしょう。
出国と入国の手続ですが、基本的に空港の流れと同じ。ただ、香港の入国手続き後に、もう一度パスポートを読み込ませる改札ゲートがあるので注意です。
まとめ:夜行移動でホテル代わりにもなる寝台新幹線
というわけで、ぐっすりと寝た状態で上海から香港まで移動できました。上海−香港はLCCなら1万円を切る価格かつ3時間ほどで到着します。ただ香港の宿泊費は今めちゃくちゃ高騰しているので、宿+移動と考えると結構オトクなのでは。もし機会があれば是非乗車してみてください!
この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。
「旅人ITライターさとる」(IT系メイン)
「さとる・たべる・あそぶ」(旅行・エンタメ系メイン)
文● 中山智 編集●こーのス/ASCII
日本中のJAL運賃が4950円に! 新設記念セールがお得【日本航空】✈️
寝台新幹線、想像以上に快適そうだったなぁ。いつか乗ってみたいな♪
コメント