古代ミイラの香りはどんなもの？研究者たちが気になる匂いを解明！

ミイラの香りは？

香りの大切さ🌸

セシリア・ベンビブレ: 博物館の展示ケースにある物を見ても、その全ては分からないよね。そんな時、香りが失われてしまうことが多いんだ。実は、作品の作り方や使い方について、香りがたくさんの情報を持っているからなんだよ！✨

私が関わっているのは「感覚の遺産」という分野で、視覚以外の感覚を使って遺産を感じる方法を研究してるんだ。たとえば、セント・ポール大聖堂の図書館の香りを再現して、将来の世代も体験できるようにしたりしているよ！また、EUの助成を受けたプロジェクト「Odeuropa」では、300年以上のヨーロッパの香りの物語を復元するため、コンピュータサイエンティストや歴史家と協力したんだ。例えば、17世紀のアムステルダムの香りを復活させたりもしたんだよ。西洋の香りを体験できるなんて、すごく素敵だよね💕

ミイラの研究が始まった！🧬

私の最新プロジェクトは、さらに古い過去にさかのぼるものだよ。スロベニアの国立博物館でミイラ化された遺体の研究が行われ、私も参加することになったんだ。たくさんのミイラを研究するにあたって、北京とクラクフの大学とカイロのエジプト博物館と連携しているよ。

ミイラについての研究はとても厳しい規則があるから、壊さない方法で行わなければならないんだ。そこで、香りから得られる情報に着目しようということで、私もこのプロジェクトに参加したの！👃✨

研究チームは九体のミイラを調査。年代は3500年前までさかのぼり、保存方法も異なるので、さまざまなコレクションのミイラを代表するいい機会だよね。

研究方法🔬

まずは化学分析でミイラを安全な状態に保つため、先代の合成農薬の影響を確認したんだ。数体に高濃度の農薬が見つかったけど、研究から除外されたよ。その後、残った九体のミイラの棺を少し開けて、空気を集めたの🥳

その空気を特別な袋に入れて、展示エリアから離れた部屋で香りを体験したんだ。さらに、金属製の管を使って揮発性有機化合物を捕まえ、それをラボで分析したよ！咲く香り一つ一つを経験するのはとっても大変だったけど、さまざまな香りを楽しむことができたの💕

私たちの発見🎉

みんな驚くかもしれないけど、古代のミイラからの香りは**意外にも良い香り**だったんだ！「ウッディ」「フローラル」「甘い」「スパイシー」といった感想があがったよ。古代の防腐剤に使われた成分、杉の油やフランキンセンス、ミルラ、シナモンも確認できたんだ。

それとともに、ミイラ化に使われた動物性脂肪や、人間の遺体の香り、最近博物館で使用された植物性の虫除けオイルも分析されたよ。展示の場合は保存状態が良く、特に香りが強かったんだけど、意外にもお茶の香りがした体も！まさかミイラの香りでキッチンに瞬間移動するなんて😲

未来の展望🌍

次は、ミイラの香りを再構築して、エジプト博物館を訪れる人たちに実際の香りを体験してもらう予定なんだ。香りは、私たちが感じたものの忠実な化学構造と、ミイラが埋葬された時の香りの解釈の両方を作成するよ。2026年までには実現したいなと思ってるの✨

また、古代エジプトのコレクションを持つ他の博物館からも私たちの方法を使いたいと連絡が来てるんだ。あとは、イギリスの文化的な香りのカタログも作成中で、昔の車や伝統料理、さらには図書館の香りも研究してるよ。

きっと、私たちのミイラの研究は、**遺産の別の次元を持ち帰る例になる**と信じてるの。香りを体験することで、訪れる人たちはその主題に対する理解がもっと深まるはずだよ👩‍🎓✨

ミイラはみんな興味津々だよね！もうすぐ、ミイラの発見をした考古学者の気持ちを体験できる日が来るよ！

セシリア・ベンビブレは持続可能な遺産の講師。